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【注文住宅】元・建築資材の商社マンが厳選!後悔しないキッチン標準設備&オプション設備10選

目次
キッチンの使い勝手、住んでからでは遅い?
<当社施工事例>
今回は、私が18年間にわたり、住宅関連の建築資材の商社マンとして営業してきた経験をもとに、
「これは選んで正解!」「今の暮らしに本当に役立つ!」と感じるキッチン設備10選をお届けします。
また、私の実家はタイル工事と建材販売を手がける老舗の家業を営んでおり、子どもの頃から現場の空気を感じて育ってきました。今は住宅会社の営業という立場ですが、単なるカタログ知識ではなく、実体験やお客様から聞いてきた“本音”を大切にしています。
そんな背景から今回は、山中木材での経験に限らず、これまでたくさんの家づくりに関わってきた中で「これはぜひ取り入れてほしい」と思える標準設備とオプション設備を、忖度なしで正直にご紹介します。
キッチンは、毎日料理や片づけをする場所。“暮らし始めてからのリアル”をしっかり想像して選ぶことが大切です。見た目や価格だけでなく、使いやすさ・掃除のしやすさ・日々のストレスを減らせるか? という視点を持つだけで、後悔の少ない家づくりにぐっと近づきます。
この記事を読み終えるころには、「自分たちに本当に合ったキッチンとは?」「どこにお金をかけて、どこは標準で十分か?」がしっかり見えてくるはずです。
標準でここまで揃っていれば安心!後悔しにくいキッチン設備8選
キッチンは一度設置すれば、そう簡単には変えられません。
だからこそ、標準仕様の内容が“本当に暮らしやすいもの”になっているかどうかがとても重要です。ここでは、住んでから「これでよかった」と思える設備を紹介します。
①幅250cm以上のキッチン
<当社施工事例>
広さに余裕のあるキッチンは、それだけで日々の料理がストレスなくスムーズになります。複数人でキッチンに立ってもぶつかることがなく、調理スペースもゆったり確保できます。
特に、トクラスの「Bb」シリーズは、人造大理石のカウンターとシンクが一体で成形されており、つなぎ目がありません。水垢やカビがたまりにくく、毎日の掃除もとても簡単です。
[元・建築資材の商社マン]井上からのアドバイス①
キッチンの幅は、あとから“やっぱりもう少し広くすればよかった…”と後悔することが多いところです。最初から250cm以上あると、将来家族が増えても安心ですよ。
②深型食洗機(例:パナソニック NP45RE9SAA)
食洗機はついていて当たり前…という時代ですが、「浅型にしたらフライパンが入らなくて結局手洗いしている」という声もよく聞きます。深型であれば、鍋や大皿もまとめて入るので、洗い物の手間が劇的に減ります。
特に予約機能付きのタイプなら、電気料金が割安な夜間に自動で運転できて、経済的にも◎です。
[元・建築資材の商社マン]井上からのアドバイス②
浅型と深型の差は、実際に使い始めるとすごく大きいです。洗える量が違うので、“つけるなら深型”が鉄則ですよ。
③水無し両面焼きの魚焼きグリル
魚を焼くだけ…と思いきや、意外と使い勝手が生活の快適さに影響するのがグリル。
水を入れるタイプは面倒で、結局使わなくなるという話もよく聞きます。
水無・両面焼きタイプなら、ひっくり返さずに調理でき、手入れも楽。グリルを日常使いする方にはとても便利な仕様です。
④同時給排気型レンジフード(トクラス サイクロンフードⅢ)
<当社施工事例>
換気扇は地味に見えて、実はとても大事な部分です。とくに最近の高気密住宅では、「吸うだけ」ではなく「吸った分の空気をちゃんと入れる」ことが求められます。
同時給排気型のレンジフードなら、換気効率を損なわずに調理中のにおいや煙をしっかり外に逃がしてくれます。
[元・建築資材の商社マン]井上からのアドバイス③
レンジフードは“空気の出入り口”。いい換気ができていないと、夏は暑く、冬は寒くなりがちです。掃除がラク=使い続けやすいという意味でも要チェックですよ。
⑤水切り網カゴ(純正・トレイ付き)
<当社施工事例>
洗い物の置き場所に困ったこと、ありませんか?水切りカゴが専用設計でついていれば、カウンター上に置いてもシンクに水が流れ、周りがびしょびしょにならずとても便利です。
[元・建築資材の商社マン]井上からのアドバイス④
“あって当たり前”と思いがちな水切りカゴ。けれどシンクとの相性や水の流れ方で、日々の快適さは大きく変わるんです。純正の深型カゴは使いやすさ◎ですよ。
⑥キッチン本体の手元(調理家電用)コンセント
<当社施工事例>
ミキサーや電気ケトルなど、キッチンで使いたい家電は意外と多いもの。
手元にコンセントがあれば、コードを延ばす必要もなく、作業がとてもスムーズになります。
⑦ 幅270cmサイズのカップボード
<当社施工事例>
食器だけでなく、調理家電、ゴミ箱、ストック食材…と、キッチンには収納したいものがたくさんあります。幅270cmあると、それらを一箇所に集約できて動線もスッキリ。片づけも楽になります。
「そんなに幅いらないかも」と思っても、実際に住んでから収納のありがたみを実感するケースが多いです。
[元・建築資材の商社マン]井上からのアドバイス⑤
収納の失敗は“足りなかった”が圧倒的に多いです。少しゆとりを持って設けておくと、後悔がぐっと減りますよ。
⑧ IHコンロ(例:2口IH+ラジエントヒーター)
<当社施工事例>
火を使わないので安全性が高く、天板がフラットなので掃除もラク。
小さなお子さんがいるご家庭や、お手入れ重視派の方には特におすすめです。最近はIHでも十分な火力があるので、「料理好きだからガスでないとダメ」という方以外には、とても快適な選択肢になります。
予算に余裕があれば検討したい、人気のオプション設備
ここからは、実際に選ばれている「ちょっといい」オプション設備をご紹介します。
費用は少しかかりますが、それ以上の価値があると感じる方が多い設備です。
①フロントオープン食洗機(リンナイ)
<当社施工事例>
まず1つめは、リンナイ製のフロントオープン食洗機。
深型よりさらに大容量で、扉が手前にガバッと開くスタイルなので、大きな調理器具の出し入れがしやすく、食器の配置も自由度が高いのが魅力です。4人以上の家族や、まとめて洗いたい方にはとても人気があります。共働きや料理好きのご家庭に特におすすめです。
②タッチレス水栓
<当社施工事例>
次におすすめしたいのが、タッチレス水栓。
手をかざすだけで水が出るので、料理中や手が汚れているときにも快適に使えます。水栓まわりの汚れが減り、衛生面でも大きなメリットがあります。節水にもつながりますよ。
[元・建築資材の商社マン]井上からのアドバイス⑥
標準でも充分だけど、“ここだけはちょっと贅沢したい”という方に人気なのがこの2つ。毎日何度も使う場所だからこそ、ちょっとした便利さが大きな満足感につながるんですよ。
よくある質問(FAQ)
Q1. 食洗機は浅型でも大丈夫?
→ 単身世帯や洗い物の頻度が極端に少ない方など、これら以外の場合は、絶対に深型を選んでください。浅型では容量が足りず、鍋やフライパン、大皿などは結局手洗いになります。
毎日使うものだからこそ、ストレスを減らすには深型一択です。特に共働きや子育て中のご家庭では、時短・節水・家事効率アップの恩恵が大きく、満足度も高いですよ。
Q2. カップボードは後から購入してもいい?
→ 後付けだとサイズやデザインが合わず、使い勝手や統一感に欠ける場合があります。最初から計画的に設けるのがおすすめです。
Q3. 換気の仕組みってそんなに重要?
→ 高気密住宅では特に重要です。適切な換気ができないと、湿気やにおいがこもってしまい、快適さに大きく影響します。それだけでなく、湿度がこもることでカビの原因になったり、建物の構造部分の劣化につながる可能性もあります。健康と家そのものを守るためにも、換気の仕組みは非常に大切です。
まとめ|毎日のキッチンが心地よくなる選び方を
キッチンは、毎日の暮らしに直結する大切な場所です。見た目やカタログスペックだけで選ぶのではなく、「どう使うか」「どれだけラクになるか」「掃除しやすいか」といった実生活目線で選ぶことが、満足度の高い家づくりにつながります。
最新設備を全部つける必要はありません。でも、ポイントを押さえて選べば、限られた予算の中でも“これは正解だった!”と思えるキッチンがきっと叶います。
自分たちの暮らしに合うかどうか。ここを見極めるのが成功のカギです。迷ったら、ぜひ経験者やプロに相談してみてくださいね。キッチンが快適になると、家事も、暮らしも、ちょっと楽しくなりますよ。