24時間全熱交換型換気システム(ダクト排気型/第1種換気)
ふだんはあまり意識していないかもしれませんが、実は人が一日のうち最も多く摂取するのは「空気」です。
マーベックス社の澄家(sumika)とは、そんな「空気」の質にこだわる人が「省エネで、健康な心地よい暮らし」を送るために開発された、24時間全熱交換型換気システム。24時間365日、質の良い空気に包まれて暮らすことができる澄家の導入を、ぜひご検討ください。
澄家を導入すれば、どんなメリットがあるの?
ハウスダストやアレルゲンが溜まりやすい床面から排気
一般的に、排気口は天井など高いところに設置されています。しかし重要なのは、実は低いところ。乳幼児の子どもは、床上30cmの空気しか吸うことができませんが、ハウスダストやアレルゲンといった有害物質は、その床上30cmに滞留しています。澄家では床面排気を採用することで、床上30cmに滞留しているハウスダストを効率的に排気していきます。
快適、省エネ
換気とは、空気の入れ替え。そのため夏や冬には、快適な室温の空気を外へ出し、好ましくない外気温の空気を取り入れることになります。澄家では、室内の「暖かさ」や「冷たさ」を再利用する熱交換システムを採用。屋外から取り入れた空気をできるかぎり室内環境に近い状態に引き上げて取り込む、快適で省エネな換気システムです。
お手入れ不要の給気ダクトメンテナンス性も非常に高い
24時間換気システムは、どうしても定期的なお手入れが必要になります。その負担をできるだけ軽減したいという考えから、澄家では、給気ダクトレスの独自システムを採用。専門業者によるお手入れが不要で、ご自身で安全かつ簡単にお手入れが可能なしくみになっています。
建物の長寿命化を実現
従来の住宅よりも気密性を高めて設計された高気密住宅では、換気を十分にしないと室内に湿気がたまって結露が生じてしまいます。澄家でしっかり適切に換気を行うことにより、高気密住宅でも結露が発生せず、安心して長く住むことができる、建物の長寿命化を実現します。
澄家の熱交換素子は、特殊なフィルターを組み合わせたもので、給気の層と排気の層をいくつも重ねた多重構造にすることで、温度と湿度の交換を行います。冬には暖めて加湿した暖気をそのまま捨てることなく、排気から熱と湿度を回収して再利用。冷たい外気も熱交換された上で室内へ取り入れる仕組みになっています。また、特殊フィルターの間にあるセルロース膜は、臭気やCO2、ウイルスを通さないので安心です。
澄家導入にあたり、「気になること」とその対策
床下のダクトが邪魔にならない?
澄家では、床下にダクトを通すことになります。ダクトが通るのは床下なので、日常の生活で邪魔に感じることはありません。どこにどのようにダクトを通すかは、室内の空気の流れや、排気や換気の効率性などを計算した上で、設計担当が最も望ましいかたちになるよう設計しますので、ご安心ください。
床下浸水した時はどうなるの?
澄家のメイン機器は床下に設置されます。もし床下浸水してしまった場合は、機器も水に浸かってしまい、交換が必要になります。ただ、その場合は地域でかなり大きな災害が発生しているということなので、保険の水災補償を使って対応いただくことになります。ハザードマップで床下浸水リスクがあるとされたエリアでは、機器の浸水リスクを低減する対策も可能ですのでご相談ください。
排気口、給気口が邪魔にならない?
排気口は、床の複数箇所に設置されます。その部分には、家具などを置くことはできません。また、排気口のフタを開けてものを落とすとよくないので、お子様が手をふれないよう気をつける必要があります。しかし、それ以外は特に支障がなく、自動掃除機も問題なく使えます。屋外の給気口は、邪魔にならないところに設置するよう設計します。
ダクトスペースって必要なの?
床下にはダクトスペースが必要ですが、床下なので間取りには特に影響しません。また2階建ての場合は、2階の排気を1階に下ろすためのダクトスペースが必要となります。この点については、間取りを検討する際、できるだけ支障が出ないところにスペースを設けるよう、ダクト計画をいたします。
だから、山中木材は澄家を採用しています
換気システム選びは非常に重要だから
高気密高断熱住宅において、換気システム選びは非常に重要です。年中通して、長年おだやかに過ごせる家にするためには、「空気質(=きれいな空気)」は必須条件。澄家であれば、「空気質」を確保しながら、汚れやすいといわれている給気ダクトがなく、施主様ご自身で簡単にメンテナンスが可能なので、自信をもっておすすめしています。
課題を解決する優れたシステムだから
澄家を手がける株式会社マーベックスは東大阪の会社。高いモノづくり技術から生まれた澄家は、「空気質」にこだわりを持つ工務店が長年抱えていた課題を解決する優れたシステムです。澄家のおかげかどうかはわかりませんが、澄家を採用した家で暮らし始めた山中木材のスタッフからは、「子どもの喘息が治った」という話も聞いています。一人でも多くのお客様に、空気質のメリットを享受していただきたいと考え、澄家をおすすめしています。
高性能住宅の根幹とも言えるC値(気密値)の高い家づくり
全棟気密測定をおこなっている
モデルルームだけを対象にしている工務店もありますが、山中木材の場合は「気密性能は施工の質で決まる」という考えから、全棟で気密測定を行い、施工の質をチェックしています。測定されたC値をお客様に開示することはもちろん、希望されればお客様立ち会いのもとでの測定も可能です。
職人の腕に左右される
機密性能は施工の質、つまりは職人の腕によって決まります。ここは譲れないポイント。だから山中木材では、ピンチヒッターや助っ人の職人を使うことはありません。あくまでも質にこだわって、確かな腕を持った信頼できる職人だけが担当します。また、測定されたC値を発表することで、職人の技術力向上を促しています。
澄家のメンテナンスについて
ふだんのお手入れ
給気フィルターは、3カ月に1回のペースで水洗いします。排気フィルターは3週間に1回、掃除機で吸い取るか、場合によっては水洗いします。本体の熱交換素子は1年に1回、これは水洗いできないので、汚れをふき取る必要があります。
フィルターの交換
給気フィルターは1、2年を目安に交換するのが望ましいです。また排気フィルターは、汚れがひどい場合に新しいものと交換するかたちです。
メンテナンスコストと作業負荷
フィルター交換にかかる費用は数千円程度です。もし、機器のモーターが故障した場合は、修理費として数万円かかります。浸水などで機器本体を入れ替える必要がある場合は、30万円程度必要になります。機器の修理・交換に際しては、床の点検口を開くとすぐに作業ができるので、天井や壁に埋め込まれている換気システムに比べると、はるかに容易な作業で済みます。
よくあるご質問
本体機器1台で、どれくらいの広さをまかなえますか?
本体機器1台で、延床面積にして45坪くらいまでカバーできますので、標準的な住まいであればまず問題ありません。