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土地探し

むしろ「南向き・更地」は避けるべき?プロがこっそり狙う「お宝の土地」5選と成功の秘訣

はじめに

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こんにちは、元・大手ハウスメーカーの営業マン藤井です。
家づくりを検討し始めると、多くの方がまず「土地探し」からスタートします。しかし、不動産情報サイトを見ながら「南向きで、前の道路が広くて…」といった条件で検索しても、なかなか良い土地が見つからないという方が多いのではないでしょうか。

一般的に理想とされる「一等地」はライバルが多く、価格も高騰するため、予算内で家づくりを成功させるハードルが高くなります。大切なポイントを押さえておかないと、土地にお金をかけすぎて肝心の建物の性能を落とさざるを得ないという悲劇が起こります。この記事では、そうした失敗を防ぐために、一見すると不人気でも工夫次第で大化けする「お宝の土地」とその探し方を解説します。

この記事を書いた人:元・大手HMの営業マン藤井

私は過去に大手ハウスメーカーで10年間、営業担当として働いていました。そこで痛感したのは、家づくりにおいて「不動産情報だけで土地を決めてしまうと大きく損をしてしまう」という厳しい現実です。現在は、そういった知識不足による失敗を防ぎたいという思いで情報発信を行っています。実家が一級建築士も所属する不動産会社ということもあり、注文住宅をよく知る専門家集団として土地探しから寄り添う環境で育ちました。その知識と経験を活かして、大切な家族や友人に伝えるような気持ちで、住まいづくりのヒントを伝えていきます。

土地探しの「常識」が、あなたを苦しめている?

<当社施工事例/延床面積27坪>

土地探しで失敗する最大の原因は、「100点満点の土地」を探し続けてしまうことです。多くの方は、日当たりが良く、道路が広く、すぐに家が建てられる綺麗な更地を求めます。しかし、そうした誰もが欲しがる土地は、すぐに買い手がつく上に価格も相場より高めに設定されています。
さらに、そういった土地を探し続けるあまり、何ヶ月も、時には何年も家づくりが前に進まなくなってしまうことです。予算内で理想の暮らしを手に入れるためには、「土地単体」で完璧を求めるのではなく、「家を建てた時にどうなるか」という視点を持つことが重要になります。

視点を変えれば大化けする!プロが狙う「お宝の土地」6選

ここからは、一般的には敬遠されがちでも、プロの目から見ると実は狙い目となる土地の条件をご紹介します。視点を少し変えるだけで、土地探しの選択肢は驚くほど広がりますよ。

①ライバルが少ない「古家付き」の土地

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何もない綺麗な「更地」は見栄えが良く、すぐに家が建てられるため大人気です。しかし、だからこそライバルが多くなります。あえて古い家が建ったまま販売されている土地を探すのが、プロの常套手段です。売り主側も「古い家が建っていると売りにくい」と考えていることが多いため、解体費用の一部を負担してもらえたり、大幅な値下げ交渉に応じてもらえたりする可能性が高くなります。壊してしまえば更地と同じですから、最初から候補から外さないようにしましょう。

[元・大手ハウスメーカーの営業マン]藤井からのアドバイス①

古家付きの土地を検討する際は、解体費用がどのくらいかかるのかを事前に把握しておく必要があります。家本体だけでなく、庭木やブロック塀の撤去にも費用がかかるため、この点は必ず建物を依頼する予定の住宅会社に現地を見てもらい、解体費用の概算を出してもらってから交渉に臨んでください。

②条件を外せる?「建築条件付き」の土地

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指定された不動産会社や建築会社で家を建てることが決められている土地のことです。自分たちの好きな会社で建てられないからと、最初から検索条件で「建築条件なし」に絞ってしまう方が多いです。しかし、分譲地の中で長期間売れ残っている区画などは、坪あたり数万円の費用を上乗せすることで、この「建築条件」を外してもらえることがあります。ダメ元でも交渉してみる価値は十分にあります。

③設計で明るくなる「北向き」の土地

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南側道路の土地は競争率が高く、価格も跳ね上がります。そのため、あえて北側道路の土地や、三方を家に囲まれた土地を狙うのは非常に賢い選択です。道路に面している部分は必ず空間が抜けているため、採光の工夫は十分に可能です。たとえば、南側に家が建っていても、吹き抜け階段を作って高い位置から光を取り入れたり、リビングの上に2階を設けず、勾配天井にして高窓を設けたりすることで、想像以上に明るいリビングを実現できます。

[元・大手ハウスメーカーの営業マン]藤井からのアドバイス②

「日当たりが良い=南向き」という固定観念は捨ててください。南向きの土地を買っても、道路からの視線を気にして結局一日中カーテンを閉めっぱなしにしている家はたくさんあります。北向きの土地で窓の配置を工夫したほうが、プライバシーを守りつつ明るく快適に過ごせるケースは多々あります。

④車が停まればOK「前面道路が狭い」土地

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「家の前の道路は6m以上ないとダメだ」と思い込んでいる方がいますが、実際には車が駐車できれば生活に支障はありません。4mあれば全く問題ありませんし、3mや3.5mといった狭い道幅であっても、「セットバック(自分の土地の一部を道路として提供し、道幅を確保するルール)」を行えば家を建てることは可能です。道路幅にこだわりすぎて候補を狭めてしまうのはもったいないポイントです。

⑤建ぺい率のボーナス「狭小の角地」

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角地は、家を建てる際の「建ぺい率(敷地面積に対して建物を建てられる割合)」が緩和されるという大きなメリットを持っています。たとえば、通常は敷地の60%までしか建てられない地域でも、角地であれば70%まで建てられることがあります。敷地を目一杯活用できるため、23〜24坪程度の狭小地であっても、十分な広さの2階建てを建てることが可能です。「狭いから3階建てしか無理だ」と安易に諦めず、2階建てで理想の間取りができないか検討してみてください。

【要注意】お宝の土地で失敗しないための「3つの鉄則」

ここまで「お宝の土地」の条件をお伝えしてきましたが、こうした土地を本当のお宝にするためには、絶対に守るべき鉄則があります。これを知らないと、安い土地を買ったつもりが大失敗に終わる危険性があります。

①土地代の安さの裏にある「隠れた追加費用」に注意

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一見安くて魅力的な土地でも、周囲の道路より敷地が低かったり、高低差があったりする場合、土を盛ったり擁壁(ようへき)を作り直したりする「造成費用」や「地盤改良費用」が数百万円単位で余分にかかることがあります。土地代が安くても、この見えないコストのせいで総予算をオーバーしてしまい、結果的に建物の性能や広さを削ることになれば本末転倒です。土地探しは常に「土地代+見えない工事費+建物代」の総費用で考える必要があります。

②鮮度が命の土地探しは「優先順位」と「スピード」で勝負

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良い土地情報は、市場に出た瞬間に売れてしまう「生鮮食品」のようなものです。いざ良い土地を見つけた時に「もう少し他も見てから…」と迷っている間に、他の人に買われてしまいます。そうならないためには、立地、広さ、価格など、自分たちの希望条件に明確な「順位付け」をしておくことが重要です。絶対に譲れない条件を満たしていれば、いつでも決断できる準備をしておきましょう。

③土地を買う「前」に、一緒に探してくれる建築のプロを見つける

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これが最も重要です。日当たりが悪い土地や古家付きの土地を「お宝」に変えるには、採光を工夫する設計力や、解体・造成費用を正確に見積もる建築のプロの目線が不可欠です。不動産会社は土地を売るのが仕事であり、その土地にどんな家がいくらで建つかまでは保証してくれません。だからこそ、不動産会社を回る前に、まずは信頼できる住宅会社(パートナー)を見つけ、一緒に土地を見てもらう体制を作ることが最大の防御策になります。

[元・大手ハウスメーカーの営業マン]藤井からのアドバイス③

「土地が決まらないと住宅会社に行っても相手にされないのでは?」と勘違いされている方が非常に多いです。むしろ逆で、良心的な住宅会社であればあるほど、土地探しの段階から予算や希望のヒアリングを行い、二人三脚でサポートしてくれます。まずは「家づくりのパートナー選び」を最優先に動いてみてください。

新築オプションに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 直感で「ここは嫌だ」と思った土地でも、条件が良ければ買うべきですか?
→ いいえ、直感は意外と頼りになるため無理をする必要はありません。これまで培ってきた経験や価値観が「なんか違う」と警報を鳴らしている時は、図面上の条件が良くても見送るのが無難です。必ず現地に足を運び、街の空気感をご自身の肌で感じて判断してください。

Q2. 「セットバック」が必要な土地は、自分の土地が減ってしまうということですか?
→ はい、その通りです。前面道路の幅を4m確保するために、自分の敷地の一部を道路として提供しなければなりません。提供した部分は自分の土地であっても建物を建てたり塀を作ったりすることはできなくなります。そのため、セットバック後の「実際に家を建てられる有効面積」がどれくらい残るのかを、事前に住宅会社に確認してもらうことが重要です。

Q3. 建築条件を外す交渉は、自分たちで不動産屋に言うのでしょうか?
→ はい、基本的には土地の購入者であるお施主様ご自身から不動産会社へ交渉していただく形になります。しかし、知識のないままいきなり交渉するのは非常にハードルが高いですよね。だからこそ、「どんなタイミングで切り出せばいいか」「いくら程度の上乗せなら予算内に収まりそうか」など、具体的な交渉の進め方を事前にアドバイスしてくれる工務店をパートナーに選ぶことが重要です。プロの知恵をしっかりと借りたうえで、自信を持って交渉に臨んでください。

Q4. 隠れた追加費用(造成費など)がかかる土地かどうか、素人でも見分ける方法はありますか?
→ 完全に見分けるのは難しいですが、「道路と敷地に段差がある」「周囲の家より土地が低い(水が溜まりやすい)」「古くてひび割れた擁壁がある」といった土地は、要注意サインです。こうした土地を検討する場合は、絶対に契約を急がず、先に建築予定のプロに現地調査を依頼してください。

まとめ:契約後の「追加費用」に悩まされない、賢い家づくりとは

<当社施工事例/延床面積30坪>

家づくりにおける土地探しは、完璧を求めれば求めるほど迷路に迷い込んでしまいます。今回ご紹介したように、「日当たりが悪い」「道路が狭い」「古家が建っている」といった一見ネガティブな条件の土地であっても、設計の工夫や交渉次第で、理想の暮らしを叶える「お宝の土地」へと変わります。
また、今回5選には含みませんでしたが、私であれば、静かな環境が手に入る「お墓の近く」も候補に入れます。
しかし、いずれにしてもいい家を建てるためには、不動産情報に隠されたリスクを見抜き、弱点をカバーしてくれる「建築のプロ」の存在が必要不可欠です。まずは完璧な土地を探すのをやめ、ご自身の希望条件を少しだけ広げてみてください。そして何より、土地探しの迷路に一緒に立ち向かってくれる、信頼できる住宅会社を先に見つけること。これが、予算内で後悔しない家づくりを成功させる一番の近道です。これから家づくりをされる皆様が、素敵な土地と出会えることを心より応援しております。

この記事を書いた人

営業部 チーフ 藤井 駿

営業部 チーフ 藤井 駿

家づくりでのお悩みを一つ一つ丁寧に解決させて頂きます。山中木材で建てて良かったと思われるよう責任持ってご担当させて頂きます。

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