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元・建築資材の商社マンが伝授!1階完結型間取りで後悔しない収納アイデア5選|共働き家族にうれしい間取りの工夫とは

「毎日忙しいからこそ、1階に全部そろっているとラク!」

<当社施工事例>

こんにちは。[元・建築資材の商社マン]井上です。

今回は、私が18年間にわたり、住宅関連の建築資材の商社マンとして営業してきた経験をもとに、「これは選んで正解!」「今の暮らしに本当に役立つ!」と感じる“1階完結型の収納アイデア”をお届けします。

また、私の実家はタイル工事と建材販売を手がける老舗の家業を営んでおり、子どもの頃から現場の空気を感じて育ってきました。今は住宅会社の営業という立場ですが、単なるカタログ知識ではなく、実体験やお客様から聞いてきた“本音”を大切にしています。

そんな背景から今回は、山中木材での経験に限らず、これまでたくさんの家づくりに関わってきた中で「これはぜひ取り入れてほしい」と思える収納の考え方を、忖度なしで正直にご紹介します。

新築を検討されているご夫婦から、最近こんな声をよく聞きます。

  • 2階に上がるのが面倒で、結局1階で全部済ませたい
  • 洗濯物の動線が長くて、家事が大変…
  • 子どもが小さいうちは1階だけで暮らせたらいいな

こんなお悩みを解決してくれるのが「1階完結型間取り」。生活に必要な機能をすべて1階に集約することで、家事・育児・老後までずっとラクに暮らせる家が実現できますよ。

ただし、1階完結型を成功させるカギは“収納の工夫”にあります。今回は、コンパクトな家でも快適に暮らせる「収納の実践アイデア5選」を、具体例とともにご紹介します。

 

暮らしが変わる!収納の実践アイデア5選

① 玄関には“見せない収納”を

<当社施工事例>
ロールスクリーンで目隠しされたシューズクローク。見た目もスッキリ、急な来客時も安心です。

玄関は、靴以外にも傘・ベビーカー・アウトドア用品など「外に出しておきたくないけど中に入れたくない物」が集まる場所です。スペースが確保できるなら、シューズクロークはぜひ設けてくださいね。

目隠しは扉ではなく、ロールスクリーンにすると出入りの邪魔にならず快適です。ロールスクリーンなら普段は開けっぱなしでもOK。来客時だけサッと隠せて便利ですよ。また、扉を採用するとそのスペースが必要となり、間取りがどんどん大きくなることに。併せて建築コストも高くなってしまいます。

なお、スペース的にシューズクロークが取れない場合は、シューズボックスで代用するのも有効です。棚の高さや奥行きを調整できるタイプを選べば、靴以外の物も整理しやすくなります。

また、そもそもシューズクロークが不要なケースもあります。たとえばご夫婦のみで靴も少ない。アウトドア用品やベビーカーなどが不要な場合、収納量が限られていても問題ありません。必要かどうかはライフスタイルに合わせて見極めることが大切です。

 

② 洗面所近くに衣類収納を!

<当社施工事例>
洗面所横に配置したWICの実例。下着・部屋着・タオル類をまとめて収納でき、朝の動線が格段にスムーズに。

洗面所は「脱ぐ」「洗う」「着替える」が集中する家事の中心。にもかかわらず、収納が足りていないご家庭が意外と多いのが実情です。

洗面所のすぐ隣にウォークインクローゼット(WIC)を設けることで、朝の支度がぐっとラクになりますよ。下着・部屋着・仕事着などを1階にまとめれば、2階に上がる必要がなくなり、家事動線も短縮します。

[元・建築資材の商社マン]井上からのアドバイス①

「洗面・脱衣室の横にウォークインクローゼットを配置すると、衣類の匂いやカビが気になる」という心配の声をよくお聞きします。解決のポイントは、換気システムの排気口の位置。空気の循環がしっかりしていれば、カビの発生も抑えられ、衣類も清潔に保ちやすくなります。

 ③ リビングには“ごちゃつきを隠す収納”を

<当社施工事例>
永大産業「リビングステージ(ダイニング収納)」の設置例。
キッチンカウンター下の空間を活用して、ダイニングに散らかりがちな日用品をすっきり収納。
家事効率もアップし、リビング・ダイニングが整います。

リモコン、文房具、読みかけの本…。リビングには細かい日用品が集まりがち。収納がないと、せっかくのくつろぎ空間が台無しになってしまいます。

おすすめは「収納付きテレビボード」や「キッチン対面収納」。据え付けタイプなら地震対策にも◎。山中木材では、キッチンカウンター下の空間を活用して、ダイニングに散らかりがちな日用品をすっきり収納できる永大産業の「リビングステージ」を採用しています。実際に取り入れたご家庭では「テーブル上がいつも片付くようになった」との声も多く、家事効率アップにもつながっています。

④ キッチン収納は270cmが理想

<当社施工事例>
270cm幅のカップボード。家電も食器もすっきり収まり、ゴミ箱スペースも確保。

[元・建築資材の商社マン]井上からのアドバイス②

キッチンは食材、食器、調理器具、家電、ゴミ箱…と収納すべき物がとにかく多い場所。カップボード(食器棚)は270cm幅を確保すると使い勝手が大きく向上します。背面に部屋を設けると、そのための通路や扉の分だけ幅が縮小されてしまうので注意。
土地や間取りの制限により、270cmが難しい場合は、別途パントリーや階段下収納でカバーするのもポイントです。
また、ゴミ箱はキャスター付きではなく、観音開きでカップボード下に収まるタイプがおすすめ。引き出しタイプは予算に余裕がある人は是非採用してみてください。

 

⑤ 収納と相性抜群!“使えるコンセント配置”のすすめ

<当社施工事例>
シューズクローク内のコンセント配置例。電動自転車や除湿器の利用にも便利です。

家族みんなのスマホ、タブレット、ゲーム機…。充電機器は増える一方です。さらに近年は、ロボット掃除機や電動自転車の充電用コンセントもマストになりつつあります。

また、ロボット掃除機の基地となる“床置きスペース”や、シューズクローク内に“電動自転車のバッテリー充電用コンセント”を用意しておくと、後から困りません。

他にも、洗面脱衣所でのドライヤーやアイロン用、階段ホールの掃除機用など、用途を想定した配置がカギ。間取りと同時に「どこで何を使うか」を考えておくと、配線や延長コードに悩まされない暮らしが叶いますよ。

 

よくある質問(FAQ)

Q1. コンパクトな家で収納を増やすと居住スペースが狭くなりませんか?
→ 収納は“量”より“配置”が重要。使う場所の近くに必要な量を確保すれば、家事効率が上がり、居住スペースも有効活用できます。

Q2. 1階にWICをつくると、2階の収納は不要?
→ 2階には季節物や礼服などの“たまに使う物”を収納するのが基本。毎日使う衣類は1階にまとめるのがおすすめです。

Q3. キッチンの270cm幅が取れない場合は?
→ パントリーや階段下収納で代替できます。180cmのカップボード+オープンスペースにゴミ箱や家電を置く方法も◎。

Q4. シューズクロークが取れない時の工夫は?
→ 可動棚で靴以外も収納できる工夫を。屋外収納ボックスを併用しても便利です。

Q5. コンセントの位置って、どう決めれば?
→ 迷ったら多めにつけるのが鉄則。スイッチ下やカウンター周りなど、実際に使うシーンを想像して配置してくださいね。

 

まとめ|収納で1階完結型の暮らしがもっと快適に

「収納が足りない=動線が伸びる」というのが、実は家事ストレスの大きな原因です。

特に共働きのご家庭にとっては、「片付く仕組み」「時短できる動線」がとても大切。

今回ご紹介した5つの鉄則を意識して間取りを考えることで、1階完結型の暮らしがより快適に、将来も後悔のない家づくりにつながります。

「収納は後から考える」ではなく「間取りと同時に考える」ことが成功のカギ!

ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事を書いた人

営業部 チーフ 井上 哲也

営業部 チーフ 井上 哲也

元・建築資材の商社マン。建築資材のプロとして私が家を建てるんだったら選ぶ、選ばないを中心に本ブログを書いています。「熱意は伝染する」私の大切にしている言葉です。お客様の熱意、私の熱意、そして現場の熱意、伝染し合って、素晴らしい家づくりに携われたらと考えています。

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