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間取り

延床21坪でも大成功!2人暮らしに“心地よい”平屋づくり6つの秘訣

はじめに

<当社施工事例>

「平屋に憧れるけれど、延床20坪前後って小さすぎない?」
そんな不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。実は、延床20坪前後でも工夫次第で夫婦2人暮らしにぴったりの平屋は実現できます。

私は18年間、住宅関連の建築資材の商社マンとして営業してきました。その経験から「延床20坪のコンパクト平屋でも快適に暮らせる工夫」をお客様と一緒に数多く考えてきました。
実家はタイル工事と建材販売を営んでおり、幼い頃から現場に触れてきたため、単なるカタログ知識ではなく“リアルな暮らし”に基づいたアドバイスを心がけています。

今回ご紹介するのは延床21坪の実例ですが、18坪〜22坪程度の延床20坪前後の平屋を検討している方にも役立つ内容になっています。

<今回ご紹介するお宅の施工事例ページ>
【大阪府大阪市】夫婦が穏やかに暮らせる平屋[写真22枚/外観有り]

【秘訣1】玄関と和室の工夫で“おもてなし”も暮らしも快適に

<当社施工事例>

延床20坪前後の平屋では、玄関や和室をどう設計するかがポイントです。
例えば夫婦2人の暮らしなら大きなシューズクロークは不要。その代わりに鏡付き収納で空間を広く見せる工夫がおすすめです。
和室も「最低限で良い」と考える方が多いですが、延床20坪の間取りに少し余裕を持たせて和室を加えることで、親族や友人の宿泊や法事にも対応できる柔軟な住まいになります。

[元・建築資材の商社マン]井上からのアドバイス①

和室を単なる飾りにせず、畳下収納や障子の抜け感を活用することで、延床20坪の平屋でも収納性とデザイン性を両立できます。

【秘訣2】コンパクトでも開放感あるLDKをつくる

<当社施工事例>

延床20坪前後の平屋で最も工夫が必要なのがLDKです。
15畳前後のLDKでも、窓の配置や天井の工夫で驚くほど開放感を演出できます。
例えば南側に高窓を設けたり、隣家との隙間を狙って採光を取り入れれば、コンパクトな平屋でも日中は照明に頼らない明るさを確保できます。

[元・建築資材の商社マン]井上からのアドバイス②

両引きカーテンを採用すれば、カーテンの溜まりがなくなり、光を遮らずすっきりした印象になります。

【秘訣3】 2人の暮らしに“心地よい距離感”をデザインする

<当社施工事例>

延床20坪前後の平屋はワンフロアで完結するため、常に一緒にいる感覚になりがちです。
そのため、リビングは程よい広さにとどめ、主寝室を少し広めにして「セカンドリビング」として使うのがコツです。
夫婦それぞれが別々に過ごせる時間を持つことで、2人暮らしのストレスを減らし、長く快適に暮らせる家になります。

[元・建築資材の商社マン]井上からのアドバイス③

主寝室に小さなデスクや趣味スペースを加えると、在宅ワークや趣味の時間に活用でき、2人の距離感を上手にコントロールできます。

【秘訣4】水まわりは動線と健康への配慮を忘れない

<当社施工事例>

平屋の間取りでよく後悔が出るのが水まわりの位置です。
延床20坪前後の平屋なら、洗面・浴室・トイレをLDKの近くにまとめることで動線が短くなり、家事や生活がぐっとラクになります。
さらに、LDKからの暖気が水まわりに届きやすくなるため、冬場のヒートショック対策にも効果的です。
加えて、毎日の洗濯をラクにするために部屋干しと外干しを両立できる動線を計画しておくと安心です。
例えば、洗面所に室内干し用の金物を取り付けつつ、すぐ横の勝手口から外干しもできるようにすれば、天候や時間帯に合わせて柔軟に対応できます。

[元・建築資材の商社マン]井上からのアドバイス④

延床20坪前後の家は動線が短いので、“洗う・干す・しまう”を一直線でつなぐ間取りにすると家事効率が格段に上がります。

【秘訣5】主寝室とトイレを近づけた“安心の動線”

<当社施工事例>

夫婦2人の暮らしでも、夜間のトイレ移動は想像以上に多くなります。
特に年齢を重ねてからは、寝室とトイレを近づける設計が安全につながります。
ただし音やプライバシーが気になる場合は、収納スペースを挟む間取りにすると快適性を損ないません。

[元・建築資材の商社マン]井上からのアドバイス⑤

トイレの換気口は上から吸気・下から排気の流れをつくると、においがこもらず快適に使えます。

【秘訣6】小さな家だからこそ性能にこだわる

<当社施工事例>

延床20坪前後のコンパクト平屋は、家全体の空気が回りやすい分、性能不足だと快適性が一気に損なわれます。
だからこそ、断熱性能と気密性能には徹底的にこだわることが大切です。
最低でも断熱等級6(UA値0.46以下)を目指し、オール樹脂サッシや高性能換気システムを導入すれば、家全体が快適な温度に保たれ、冷暖房費も削減できます。

[元・建築資材の商社マン]井上からのアドバイス⑥

高性能な延床20坪平屋は光熱費を抑えるだけでなく、健康リスクを減らす“見えない資産”になります。手前味噌ですが、気密性能は施工の質で大きく左右されるため、山中木材では全棟で気密測定を実施。測定されたC値はお客様に開示、施工の質をチェックしています。(測定はお客様の同席も可能です)

よくある質問(FAQ)

Q1. 延床20坪前後の平屋は本当に狭くないですか?
A. マンションの2LDKに近い広さなので、2人暮らしには十分。動線と収納を工夫すれば快適に暮らせます。

Q2. 平屋に和室をつくる必要はありますか?
A. 必須ではありませんが、延床20坪前後の間取りに柔軟性を持たせる空間としておすすめです。

Q3. 水まわりをLDKの近くに配置して不便はないですか?
A. 音の対策さえすればむしろメリットが多く、冬場の温度差解消にも役立ちます。

Q4. 延床20坪の平屋で収納は足りますか?
A. 大型のウォークインよりも、分散収納を各所に配置する方が暮らしやすいです。

Q5. 洗濯物はどこに干すのが便利ですか?
A. 室内干しと外干しの両方を計画するのが正解です。洗面所に室内干し設備を設け、勝手口やウッドデッキに直結すれば、天候に左右されず効率よく家事ができます。

Q6. 延床20坪の平屋は建築費用どのくらいですか?
A. 仕様や性能によりますが、目安は2,200万円(税抜)前後。高性能仕様を選べば光熱費の削減で長期的に元が取れます。

まとめ

延床20坪前後の平屋は「狭そう」と思われがちですが、実際には2人暮らしに最適なサイズ感です。
玄関や和室の工夫、開放的なLDK、心地よい距離感を生む主寝室、水まわりの動線と健康配慮、洗濯動線、寝室とトイレの配置、そして住宅性能。これら6つの秘訣を押さえれば、延床20坪でも“心地よい平屋暮らし”が実現します。
延床20坪前後の平屋は、広さに頼らず“工夫と性能”で暮らしを豊かにできる住まいです。この記事も参考に、ぜひ理想の住まいづくりを進めてくださいね。

<今回ご紹介したお宅の施工事例ページ>
【大阪府大阪市】夫婦が穏やかに暮らせる平屋[写真22枚/外観有り]

この記事を書いた人

営業部 チーフ 井上 哲也

営業部 チーフ 井上 哲也

元・建築資材の商社マン。建築資材のプロとして私が家を建てるんだったら選ぶ、選ばないを中心に本ブログを書いています。「熱意は伝染する」私の大切にしている言葉です。お客様の熱意、私の熱意、そして現場の熱意、伝染し合って、素晴らしい家づくりに携われたらと考えています。

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